こつん、と、額に軽い衝撃。
「やっぱり…
また熱出てきたんじゃない?」
「……へ…」
そっと目を開けると
目前のこーくんは眉間にシワを寄せていた。
「顔、真っ赤だよ」
触れていたおでこが離れていく。
あ……なんだ。
熱、計ってくれたんだ。
…………キスされるんじゃないかって
どきどきしちゃった。
…いろんな意味で。
「だ、大丈夫」
「大丈夫な風には見えないよ」
「ほ、本当に大丈夫だか……ら!?」
「つむぎちゃん!」
後ろの確認もせず
下がっちゃったのがいけなかった。
こーくんから距離をとろうとして
ベットの上からずり落ちた私。
「…っ!」
おとずれるであろう衝撃を覚悟して
ぎゅっと目を閉じる。
けど…
「いたた…」
そんな声をあげたのは私じゃなくて
「こーくん!?」
私の下敷きになったこーくんだった。
「ごごごご、ごめん!」
「あ、大丈夫
つい口から出たけど、大して痛くないから」
「て、でも……」
「本当に大丈夫だよ」
私を庇うように抱き締めていた
こーくんは、仰向けのまま屈託なく笑う。
「す、すぐ退くから……っ」
慌ててこーくんの上から退こうとして
「やっぱり…
また熱出てきたんじゃない?」
「……へ…」
そっと目を開けると
目前のこーくんは眉間にシワを寄せていた。
「顔、真っ赤だよ」
触れていたおでこが離れていく。
あ……なんだ。
熱、計ってくれたんだ。
…………キスされるんじゃないかって
どきどきしちゃった。
…いろんな意味で。
「だ、大丈夫」
「大丈夫な風には見えないよ」
「ほ、本当に大丈夫だか……ら!?」
「つむぎちゃん!」
後ろの確認もせず
下がっちゃったのがいけなかった。
こーくんから距離をとろうとして
ベットの上からずり落ちた私。
「…っ!」
おとずれるであろう衝撃を覚悟して
ぎゅっと目を閉じる。
けど…
「いたた…」
そんな声をあげたのは私じゃなくて
「こーくん!?」
私の下敷きになったこーくんだった。
「ごごごご、ごめん!」
「あ、大丈夫
つい口から出たけど、大して痛くないから」
「て、でも……」
「本当に大丈夫だよ」
私を庇うように抱き締めていた
こーくんは、仰向けのまま屈託なく笑う。
「す、すぐ退くから……っ」
慌ててこーくんの上から退こうとして


