物語の中のお姫さまは皆、綺麗で可愛い。
顔も髪もお洋服も性格も
全部、綺麗できらきらしてる。
王子さまが好きになっちゃうのもわかるくらいに。
「私はお姫さまにはなれないよ」
「そんなことないよ
僕にとってはお姫さまだよ」
「そんなこと言うのこーくんだけだよ」
「つむぎちゃんの良さや
可愛さは僕だけ分かってればいいの」
「こーくんは私に甘いなぁ…」
「それはそうだよ
だって…」
…
…
…
「こーくん?」
はた、と止まったこーくんの言葉。
振り返ると一瞬
もどかしそうな表情のこーくんと目が合う。
けど
こーくんはすぐににこっと表情を変える。
「つむぎちゃん、僕もお風呂かりていい?」
「うん」
「じゃあ、ちょっと行ってくるね
つむぎちゃんはちゃんと横になってるんだよ」
釘を刺すように
言い残してこーくんは部屋を出ていった。
顔も髪もお洋服も性格も
全部、綺麗できらきらしてる。
王子さまが好きになっちゃうのもわかるくらいに。
「私はお姫さまにはなれないよ」
「そんなことないよ
僕にとってはお姫さまだよ」
「そんなこと言うのこーくんだけだよ」
「つむぎちゃんの良さや
可愛さは僕だけ分かってればいいの」
「こーくんは私に甘いなぁ…」
「それはそうだよ
だって…」
…
…
…
「こーくん?」
はた、と止まったこーくんの言葉。
振り返ると一瞬
もどかしそうな表情のこーくんと目が合う。
けど
こーくんはすぐににこっと表情を変える。
「つむぎちゃん、僕もお風呂かりていい?」
「うん」
「じゃあ、ちょっと行ってくるね
つむぎちゃんはちゃんと横になってるんだよ」
釘を刺すように
言い残してこーくんは部屋を出ていった。


