雨の日は体調が悪くなる。
「…」
「つむぎちゃん、大丈夫?」
玄関先で待っていたこーくんが
やって来た私を見て、少し心配そうに眉を寄せた。
「大丈夫」
そう返しながらも
頭はズキズキと痛みを訴えていた。
……はぁ。
気圧や気温の変化に弱いのは昔からだけど
やっぱり慣れないなぁ…
いい加減、耐性がついて欲しい。
雨の日に
毎回毎回具合が悪くなるなんて、猫みたい。
「今日は休んだら?」
「課題提出しないといけないの。今日までの」
「そっか。でも、無理しないでね?
悪化したら保健室行くなり
早退するなりしてね?」
「うん」
昨日は、あんなに晴れてたのに
クレープ食べて幸せな気分だったのに
今日は天気も気分も一転して
落ち込んでしまう。
ため息をつきながら、傘を広げて歩き出す。
「「…」」
いつもはおしゃべりの私だけど
雨の日は、話すのも億劫で
口数が、かなり少なくなる。
学校までの道のりも
いつもと違い、沈黙が続く。
こーくんが心配してくれてるのが伝わるけど
どうしても、うまく笑顔を作れない。
……早く、晴れないかな。
そんなことを思いながら
どんよりとした灰色の雲の下
段々と強くなっていく雨音を聞きながら
重い足どりで学校までの道を歩いた。
「…」
「つむぎちゃん、大丈夫?」
玄関先で待っていたこーくんが
やって来た私を見て、少し心配そうに眉を寄せた。
「大丈夫」
そう返しながらも
頭はズキズキと痛みを訴えていた。
……はぁ。
気圧や気温の変化に弱いのは昔からだけど
やっぱり慣れないなぁ…
いい加減、耐性がついて欲しい。
雨の日に
毎回毎回具合が悪くなるなんて、猫みたい。
「今日は休んだら?」
「課題提出しないといけないの。今日までの」
「そっか。でも、無理しないでね?
悪化したら保健室行くなり
早退するなりしてね?」
「うん」
昨日は、あんなに晴れてたのに
クレープ食べて幸せな気分だったのに
今日は天気も気分も一転して
落ち込んでしまう。
ため息をつきながら、傘を広げて歩き出す。
「「…」」
いつもはおしゃべりの私だけど
雨の日は、話すのも億劫で
口数が、かなり少なくなる。
学校までの道のりも
いつもと違い、沈黙が続く。
こーくんが心配してくれてるのが伝わるけど
どうしても、うまく笑顔を作れない。
……早く、晴れないかな。
そんなことを思いながら
どんよりとした灰色の雲の下
段々と強くなっていく雨音を聞きながら
重い足どりで学校までの道を歩いた。


