「運転手さん。運転手さんが知る最短ルートで、最速で飛ばしてみてくれますか?」
勿論20年前から道路事情も変わっている。
それでも・・・・
俺とヒデさんはある実験を行う事にした。
-----------------------
『・・・どうでしょうか?』
「確かに・・・・・。
それなら・・辻褄が合う・・!!!」
-----------------------
“もしかしたら”・・昨日の捜査会議の中でヒデさんが示した1つの【可能性】
「刑事さん。もうすぐ着きますよ。」
「あ、着いた瞬間に俺全力疾走するけど、
乗り逃げするわけじゃないから安心してください。ちゃんと戻ってきます。」
「いいねぇ。
停車しきる前から扉開けるから、
刑事ドラマみたいに飛び出しちゃってよ。」
運転手さんとの打ち合わせ通り、
相模原駅に着いた瞬間に飛び出した。
正確な位置までは逆探知できていなかったが、
東条警部がおおよそ特定したその場所まで息を切らす。



