『何番が気になりましたか?』


「②番。」


『伺いましょう。』


「逆探知を警戒して、

連絡を何回かに分けるっていうのはよくあるやり方かもしれないけど、

最初はなんでも聞いて良いよ、
でも2回目以降はダメって・・・

正直意図が分からない。」


『・・・・・・・・・・・・・。』


「・・ん?どうしました?」


『いえ・・・神野くんの仰るとおり、
意図が分かりませんね。』


「ヒデさんが気になったのも②番?」


『一番気になったという意味では・・私は違います。』


「何番?」


『番号ではなく、通常の文章の中です。』


「・・・・・?」


『“繰り返しになるが、我の目的は金だ”

冒頭にも“我の目的は金だ”と書いてあって最後にもわざわざ書いてあります。』


「それが何か・・?」


『大事な事なので2回言ったのか・・・

【そう思わせる為に】
わざわざ2回言ったのか・・・。』


「・・・・・・??」