柄にもなく"失いたくない"、"友達ってやつになりたい"そう思った。
…最近私は変わった気がするのだ。この町に来るまでは常に独りで行動していたし、友達なんていらない…"アイツら"さえいればいいと思っていた。でも、"アイツら"でさえも裏切ってしまった。
"失いたくない"…私は弱くなったのだろうか。私は自分に嘲笑した。
「…神楽さん?」
鳳に声をかけられ、思考に沈んでいたその脳を現実に引き戻し、中へ入るように促すのだった。
…その後私をじっと見つめる視線を無視して。
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