「それで、未春。俺達が今日下の奴らに任せたあいつらの方はどうなった?」


傑がドサッとカウンター席に腰かけた未春に問うと、未春は金髪を揺らしてため息をついた。


「やっぱまだ荷が重ぇな。お前らが来なかったから金獅子の野郎ども調子乗りやがってな、お前らを腰抜けだって馬鹿にしたらしい。それに激昂した櫂達が本気でやりあって今奥で療養中」


……はぁ。

やっぱ下の奴らはまだ侮辱に耐えられるだけの精神力はないか。櫂達だけでは到底奴らの戦力には届かない。


傑達も同じように思ったのか、少しがっかりとした表情を浮かべていた。


「櫂達が相手できるならあの面倒臭い奴らを頼めると思ったんだけどな。まだ早かったか…」


結った黒髪を揺らして凛がいう。無表情だけど心底がっかりしてんのがバレバレだ。