「うわ~ッ!!!」 「あっ!ごめん!」 全身に水を浴びる大惨事になる一瞬手前、 咄嗟に身を翻した俺。 水は靴に少しだけかかる程度で済んだ。 「いや、大丈夫です」 「・・・意外と運動神経、いいのね」 「・・・ええまぁ、意外と」 いや、俺、会社では学生時代サッカーやってたこと、 めちゃめちゃ話してるんだけど。 俺の事、全然、興味ないってことかよ~。