ギリ男の朝活


でも。これではっきり分かった。
俺、めちゃくちゃ石田さんの事、意識してるって。

「石田さんっ」

「ん?」

「俺、明日も早く来ますから、石田さんも明日も水やりに来てくださいね」

「え?冨岡くんが水やってくれるんなら、私が来る必要ないじゃない」

「ダメです。僕の『朝活』には石田さんが必要なんです」

「何言ってんの?」

俺の言い分に呆れて笑いながら歩き出す石田さん。