「だから、ごめんって。おばさんの事なんて、無関心でいいのよ」

石田さんはそう言って、チラッとこっちを見てまたすぐにゴーヤに向き直った。
おばさん・・・か。
俺はつかつかと石田さんの横に並んでゴーヤの前に立った。

「誰がおばさんなんですか?」

「誰って・・・」

「っていうか。ってことは、俺の事は小僧だと思ってるわけですか?」

「・・・」

無、無言?無視?って思ったその瞬間。