私の腕の中でスヤスヤと眠る子供。

早く起きて、その可愛い笑顔を見せてほしい。

翡翠の髪を飽きる事なくすいている龍王。

時折額に頬に瞳に唇に口づける。

今まで、散々哀しい目に合ってきた翡翠。

これから先は、心静かに、ゆっくりと2人で刻を過ごしていこう。

龍として転生した翡翠と私の間にはもう何も隔たる物はない。

命尽きるまで側にいよう。

ここに私の全てがある。

ここに永遠の愛を誓おう。





そしてきっと来る未来。

大人になった時私の全てを受け入れてほしい。

その時は溶けあう程に翡翠の身体に愛を刻もう。

私がいないと息ができないぐらいに。

私しか見えない程いっぱいに満たしてあげよう。

幸せな未来へと続く確かな時間。


龍王の笑顔。

極上の笑顔を翡翠に。

極上の愛を翡翠に。