「民からは、ヤマタノオロチの祟りだと・・・」


 またか・・・。


 どんな祟りだというのだ?


 話してみろ・・・。


「王・・・大変でございます!」


 スサノオウが大きくため息をついた瞬間だった。


 女性仕官が、祭壇に現れる。


 政治の祭壇に女が現れるなど、よほどのこと。


 いったい、何が・・・?


「こら!女がこのような場所に!」


 ワノスケが声を上げてたしなめるが・・・。