強すぎる彼女と優しすぎる彼

「いよいよ来週だな」
「うん。」
翌週に結婚式を控えて教会のバージンロードに立っていた。
最終的な飾りの確認やドレス合わせも終えている。

「どんな気持ちですか?」
「うーん緊張。でもすっごく楽しみ。」
「俺は緊張しかないな。」
「なんで?」
「佳子が気に入ってくれるか。俺が一生に一度の結婚式でへましないかとか」
龍仁の表情を覗き込んだ佳子が笑う。

「大丈夫。倉本さんの企画には絶対なる信頼をおいていますから」
佳子がおどけて言うと龍仁は苦笑いした。
「余計にプレッシャーだろ」
「大丈夫だって」