『………す、すみません変な事言って…。今まで…担当してくださってありがとうございましたっ…!』 …やっぱり呆気なく終了…しちゃった。 やば…泣きそう─。 居ても立っても居られなくなった私はそそくさと書類の控えを持ち、ソファーから立ち上がり和田さんに背を向けた。 溢れ出てきそうな涙を何とか溢さないように瞬きを何度もして心の中で呟く。 ……さよなら、和田さん…。 「─待ってください。」 『………?』