『でも…嬉しいし、恥ずかしいし…どうしたら良いか…。』

「素直になれば良いんじゃないですか?…俺は素直に本能のまま向き合いますけどね?」

素直に?ふいっと上を見上げると和田さんの優しくて綺麗な瞳に私の姿が写っている。

うん、私も素直になれば良いんだ♪

『好き♪…大好きですっ♪』

敬語混じりな少し不器用そうに話す所も、仕事の時の熱心な横顔も、落ち着いた声も、優しい笑顔も、その大きな手のひらも…全部大好きです─。