『っ!』

「気持ちを口にするのは恥ずかしいですが、貴女を支えたいし、傍に居たいんです。」

嬉しさのあまり、今にも大号泣しそうな私は耐えるのに必死だった。

「─俺もあなたが好きです。だから……俺と付き合っていただけますか?」

そんなの、決まってるじゃないですか。少々含み笑いになってしまったかもしれないけど真っ直ぐ彼の目を見つめ、

『はいっ─♪』

と、返事をし私は和田さんに抱きついた。
だけど、この状況にハッとする。

『ご、ごめんなさい!こんな所誰かに見られたらっ…何か言われたりとかしちゃいますよねっ…?』

「見られたって言われたって構いませんよ。言われても痛くも痒くもないし、放っておけば良い。」

(確かにそうかも、しれないですけどっ!)