白衣の先生に恋しました。

ダランと下がる私の腕からは血がポタポタと
落ちる感覚があった。


「○○病院に向かいます!」


「わかりました」



「陽奈!
今、病院に向かってるから!」


「…」


「陽奈!しっかりしろ!」


「陽奈…お願いっ…目を開けて…」


ごめんね。先生…
声はぼんやりとだけど聞こえるの。
けどね、目を開けようとしても無理なんだ…


「こちらの女の子の名前ですか?」


「あ…。名前は柊 陽奈です。
○○高校の生徒で、自分は保健医です」


「保険医さんですね。
後、数分で着きます!」


そんな会話を最後に私は意識を飛ばした。