白衣の先生に恋しました。

「せ、んせ…………」


「ちょ、とりあえず俺のスーツ着て!
その大量の血はどこから出てるの!?」


「わ、たし…ね?やっぱ、り…ダメだった。
お母さ…ん怒って…」


「陽奈ちゃん!意識保って!!」


「……ん……」


先生は私の顔を見ながら、私のブラウスと
地面を赤く染める血に戸惑っている。


「…せんせ?…わたし…っ
切られ…た…あとっ…ぶつけ、た」


「え?ぶつけたってどこ…って、
ちょ、傷、深い!」