白衣の先生に恋しました。

肩を押されて柱の角に頭をぶつけた。


「おい!頭ぶつけたぞ!
流石にヤバいんじゃ…」


痛い…
私、死んじゃうのかな。


なんて事を考えていたら


ーーピカッ…


一瞬だけ…
ほんと、一瞬だけ車のライトが
私達を照らした。


この機会を逃したら助けてもらえない…


そう思って、最後の力を振り絞った。


「助け、て!誰か!!お願い!!」


「うっせぇなぁ!黙れ!」


私が助けを呼ぶと、男達はまた
カッターで私の腕を切りつけた。


「ヤダァ!!助けて…誰…か…」


何度も何度も切りつけられ私の腕は
酷い痛みと、血で真っ赤に染まっていく。


「お前ら、何してんだ!?」


「あぁ!?あんた、誰?」


「さぁ?その前にその子離せ」


誰…?


「さぁ?って…
なんだよ、おっさん」