「貧血で倒れて、顔が真っ青で。
ろくに立つこともできないくらいだった。
そんな女の子を見てどんどん気になってた」


「俺が治してやりたい。
俺がそばに居て安心させてあげたいって。
家に帰って姉から陽奈ちゃんのこと聞いて。
ますます思ったんだよね。」


「…」


「ごめんね、気持ち悪いよね」


「…っ…」


「ほら…泣かないでよ…」


「わたし…っ好きな人と付き合いたいよ…」


「え?」