先生が手のひらを見るのも分かる。
だって私の涙が付いてるんだから。


「せんせ…私、、もう消えちゃいたい…」


「え…?」


「…もう……居なくなりたい…」


そうだよ。
お見合いなんてしなきゃいけないんだったら
居なくなったら良いんだ…


みんな幸せな恋愛してる中でなんで私だけ…


「え…」


「もう…苦しいよ…やだよ…」


「陽奈ちゃん」


そっとベッドから体を起こされ
抱きしめられた。