「…っ、…」


「お水飲める?」


「んん…」


頑張って水を少し口に入れた。


「よし、横になろうか」


ベッドに横にされると急に目を先生の手で
覆われた。


「ちょっと、目閉じよう。
しばらくしたら治るよ」


視界が真っ暗ですごく怖くて不安だったけど
先生の声を聞いた瞬間少し安心した。


だけど…暗くなって思い出してしまった。
昨日の事を。


嫌な事
家になんて居場所が無い事
もう、いっそ消えちゃいたいって思った事


「陽奈ちゃん…?え?」


「…」