先生のその言葉を聞いた瞬間、私の中で
何かがポツンと切れ号泣してしまった。


ーー…


「…よしよし…ん?もう大丈夫?」


何分…いや、何十分泣いただろう。
泣き止んだ私は先生の肩から頭を離す。


「…すいません…」


高校2年生にもなって恥ずかしい…


「ねぇ、陽奈ちゃん」


「?」


「学校、来てみない?」


え…


「校長に言われたんだ。
俺を怖がらないのなら保健室登校でも
良いからって言ってあげてって」