"そうしたら辛くならないでしょ?"


私の耳元で頭を撫でながら優しく呟いた。


「メールと電話、俺…教師だから、
学校じゃ返信出来ないかもしれないけど
いつでもしてくれて良いから」


「分かった?」


「はい…っ」


「よしよし、この2週間頑張ったね。
んふふ…偉い偉い。」


私は先生の肩に目を埋め《うずめ》
先生は私の頭を撫でる。


「陽奈ちゃんは頑張り屋さんだね」


「そんな…私なんか…」


「ううん。すっごく頑張ってる。
だから、泣きたい時は思いっきり泣きな」


「……っそんな…」


「いいよ。
俺はここにいるよ。安心して」