「それに…っ…先生との約束…
守れなかった…っ」


「え、?」


"もう自分を傷つけないで"


先生が何度も言ってくれた言葉。
約束ね?って言ってくれた言葉。


「何回も…何十回もっ、切っちゃった…」


「私…なんで生きてるんだろ……。
なんで……っ「陽奈ちゃん、



「あの時……目なんて覚まさなかったら
良かっ「それは違う!」


「陽奈ちゃん、ごめん」


何が…?
私はそう言いたかったのに言えなかった。
びっくりして出てこなかった。


「せん…せ」


「お家なのに、ね」


私が泣いたり、切ったりするたびに先生は
抱きしめてくれる。