白衣の先生に恋しました。

ごめんね、先生。


私もこんな子になるなんて思っても
いなかった。


先生と出会った頃みたいな笑顔が絶えない
ような私も
ちょっとした貧血が
辛くて泣いてる私も、もう居ないんだ。


今は、何もなくても泣いてばかり
なんだよ…。


毎日、辛いんだよ。


消えたくなるの。


頭の中は"どうやったら楽に死ねるか"
そればかりなんだよ、先生。


「良かった…」


え?


先生が喋ったと思ったら、その一言だった。
何が良かった?さっぱり分からない。


「陽奈ちゃん、元気で良かった…。」
私の目をじっと見つめる先生の瞳に
私も吸い込まれるように先生を見つめる。