「一年?」


「うん、この作品さ、大きい風景画に
するつもりだからね」


「へー…」


「で、見にきてくれる?」


「はい!」


「やった!じゃあ暇な時来てよ」


「分かりました」


そろそろチャイムが鳴る、そう言われて
教室に戻った。


教室の前の方では凛がポスターを貼って
いて、まだ委員会の活動中だった。


凛がいないと喋る子がなぁ…


「おはよ、陽奈」


「あ」