白衣の先生に恋しました。

〔先生?〕


ーーどうした?


〔私、どうやったら死ねるの?〕
〔もう、限界〕


そう送った瞬間、廊下から声がした。


「えっ」


あ、貧血になったら消える事が出来る?
それなら、もう…。


「陽奈ちゃん、待って。ダメだよ。」


私は無意識にカッターを握る。


「お願い…やめよ?」


先生は、私のしてる事が分かるのかな。
なんで、切ろうって思ってる事が分かるの?


ーーごめんね、苦しいね。陽奈ちゃん。
だけど、もう一度切ったらもっと苦しくなる。


手元にあるスマホに先生から送られてくる。