私が好きだな、なんて思った男の子も
凛と被る事なんてしょっちゅうだった。


こんな事が何回もあった私だからこそ
わかる、顔が整っている瀬川先生なんかは
凛のタイプだという事を。


「あ!私、委員会で呼ばれてるんだった!
ごめん、陽奈!戻るね。」


ボーッと立っていたら急にそんな事を
言われて。


私も戻るよ、なんて言葉を言おうと思った
時は遅かった。


ど、どうしよう。