白衣の先生に恋しました。

「ごめ…なさ……やめ…てくださっ…」


白衣が私の足元にあって、前にいる人も優しい
声だから安全な場所だという事は分かった。


「大丈夫…大丈夫だから…」


「やだ…やだっ…」


「陽奈ちゃん」


「ごめんなさい…ごめ…なさ……」


優しく私の名前を呼ぶ人は誰?


「陽奈ちゃん、俺、誰か分かる?」


「……うぅ……も…やめて…ッ」


もう人の顔を見たくない。


「助けてッ……」


もし、顔を上げて知らない人だったら?


また、あの人達に会ってしまっていたら…


顔を上げた瞬間切られたら?


怖いよ…