白衣の先生に恋しました。

背中にはひんやりとした壁があるのに
また、さっきみたいにひたすら後ずさる私。


「陽奈ちゃん…。落ち着いて聞いて?
ほら、ここには誰が居る?」


「誰かっ…助けてッ…」


「っ!!やめて…!来ないで…」


「うん…近づかないよ。」


必死に自分の体を守った。


もう、ここが何処か分からない。


「触らないで……やめ……て…」


「大丈夫…触らないよ」