白衣の先生に恋しました。

孝が居なくなっても震える私の体。
それは、もう止まる気配なんてない。


「陽奈ちゃん」


先生に触れられてビクッと体が跳ねた。


「…っ…」


「っと…ごめん…。
大丈夫だから…ね。もう誰も居ないから」


「ごめ…っなさい…っ」


「ごめ…なさっ…やめ、て…」


もう…やめて…


「陽奈ちゃん?」


「助けて…っ…だれ、か」


もう誰も近づかないで…


「陽奈ちゃん!?大丈夫だよ!
もうだれも居ないよ!俺しかいない!」


「や……来ないで…やだ…」