白衣の先生に恋しました。

目をつぶって、視界から孝を消した。


それと同時にギュッと抱きしめられる…


「黒田くん!!やめて!
これ以上陽奈ちゃんを怖がらせたらダメ!」


先生の声が耳元で聞こえてゆっくりと
目を開けた。
すると孝が見えるはずなのに
見えなかった。


私の視界に映ったのは先生のシャツの柄。


そう。
先生は私から孝が見えないように覆い被さる
ように抱きしめていて。


「先生!退けろよ!
俺は陽奈に聞いてんだよ!」