白衣の先生に恋しました。

あの時の、金髪の男達のように
怒鳴りつけるような低い声


そんな声にまた怖くなる。


「なぁ…なんでだよ…!
なんで俺は怖くて先生は怖くないんだよっ…」


「ごめんなさい……ごめっ…なさ…」


なんで…こんなの孝じゃないよ
今までの孝は私の嫌がる事はしないのに…


孝はますます私に近づいてくる。


「…っ‼︎…」


もう、怖くて声が出ない、
ひたすら首を横に振って涙を落とす
事しか出来ない。


ーーイヤ!!