白衣の先生に恋しました。

やっと…やっと保健室が見えた。


立て付けの悪いドアに手を掛ける。
だけど…鍵がかかっていて開かなかった。


「嘘…先生…お願い…開けて」


「せんせっ…助けて、助けてよっ…」


保健室のドアの前にペタンと座り込み
ひたすら泣いた。


スカートには私の涙が落ち
水玉のようなシミも出来るほど。


高校生にもなって泣き虫だなんて
恥ずかしい


けど無理なんだよ。
やっぱり怖いの…耐えられると思ってた。
ましてや、孝なんだよ?