モンスターハンタールチフェル

 このまま考え込んでいたら、目の前で苦しんでいるドスランポスにも悪い。

 彼らだって苦しむのはいやなはずだ。



「俺は……

 俺は、ハンターだあぁぁ!!」



 ドザッ――!!



 手は震えるながらも大剣カブレライトソードを強く握り締め、ドスランポスへと最後の一撃を振り下ろし、止めを刺した。



 そのままドスランポスは地面に頭をゆっくりと倒して、永久の眠りへとついたのだった。



「おめでとさん♪
 なんか表情固いけど、どっか痛めた?」

「いや……

 ハンターってさ、何か厳しいなって思って……」

 アレックはあえてルチナに顔を見せなかった。



 いや、見せたくなかったのだ。



 そう、アレックは生まれて初めてかもしれない、涙というものを流していた。

 別に大切な人がいなくなったわけでもなかったが、涙が目から溢れていた。

 それは悲しみという感情からではなく、一人のハンターとして命の重さを知り、その重さに耐えられなって流した涙だった。