「ねぇ、パパ。僕もパパみたいに強くなれるかな?」

「当たり前だろ? お前は俺の子だからな」

「本当に?」

「ほんとだとも! 何なら今から特訓でもするか?」

「うん! 僕、早く強くなってルチナを守ってやるんだ!」

「よ~し! それじゃルチナちゃんのためにも頑張らなきゃな!」

「うん!!」



 ・ ・ ・



「ねぇ、ママ。あたし、強くなりたい!」

「あらあら、どうしたの? そんなに慌てて……?」

「あたし、強くなってアレックのお姉さんになるの!」

「あら、頼もしいわね」

「どうすれば強くなれるの?」

「そうね…… じゃあ、ママと特訓でもする?」

「うん! 早く強くなってカッコいいお姉さんになる!」

「それじゃ、アレック君のためにも頑張らなきゃね!」

「うん!!」