「何よ、改まっちゃって? それにアレックたちが2人のこと置いてっちゃうのが悪いんだから…… まあ、このつけはあの2人に払ってもらうけどね♪」

 ティナはニヤリと笑ってみせる。

「ご主人様元気だすニャ! きっといつかまた会えるニャ!」

 ペイルがレインの腕の中でそう喋る。

「そうよ! そんなつまらない顔してたんじゃ、私たちの仕事はつとまらないわよ!」

「え?」

「レイちゃんには可愛い衣装を来て客引きをしてもらうんだから♪」

「って、ちょっと! 客引きはともかくとして、可愛い衣装って何ですか!?」

 レインは驚いた顔をしてティナを見る。

「決まってるじゃない! 踊り子よ、踊り子!」

 レインの顔がだんだんと呆れ顔になっていく。



「はぁ、もういいです……」