黒龍は言われた通り、息を吸い込み、その女性に向かって火球を放った。
「キュアアアアア――!!」
火球は真っ直ぐに女性へと飛んでいく。
だが、次の瞬間……
ババッ!
火球は2つに分かれて奥の高台の2ヶ所で爆発した。
「……」
なんと、その女性は真っ赤に光輝く小剣を右手で抜き放ち、一振りで火球を一刀両断してしまったではないか!
「ば、ば、ば、ば……」
ギザレフはあまりのあり得なさに驚き過ぎて声が出せないでいた。
「バカな!! いくらなんでもそれは……」
代わりにカインが言葉を繋ぐ。
「……フザケルナ」
ルチナの声に少しアレックの雰囲気を足した感じの声。
「私ハ、ルチフェル。 真ノ滅龍士ダ」
ルチフェルと名乗る彼女は、ゆっくりと黒龍に近づいて行く。
「キュアアアアア――!!」
火球は真っ直ぐに女性へと飛んでいく。
だが、次の瞬間……
ババッ!
火球は2つに分かれて奥の高台の2ヶ所で爆発した。
「……」
なんと、その女性は真っ赤に光輝く小剣を右手で抜き放ち、一振りで火球を一刀両断してしまったではないか!
「ば、ば、ば、ば……」
ギザレフはあまりのあり得なさに驚き過ぎて声が出せないでいた。
「バカな!! いくらなんでもそれは……」
代わりにカインが言葉を繋ぐ。
「……フザケルナ」
ルチナの声に少しアレックの雰囲気を足した感じの声。
「私ハ、ルチフェル。 真ノ滅龍士ダ」
ルチフェルと名乗る彼女は、ゆっくりと黒龍に近づいて行く。


