「くそっ!」
ギリギリの所で飛び退いて、足スレスレを黒龍の牙と腕が通過していった。
「アレック!!」
ルチナが走って来るのが横目でとらえられる。
「ばかっ、そこは……!」
その時、黒龍のとてつもなく長い尻尾が大きくしなってルチナを横からはね飛ばした。
「ああっ!!」
黒龍はそれを好機と見たのか、転がっているルチナの方に向き直り、火球を放つ。
「っあ……!!」
バゴォォォォォン!!
ルチナは持っていた黒い盾で防いだが、あまりにも小さすぎて衝撃をおさえきれなく、後方に押し飛ばされて壁にぶつかった。
「んあっ!!」
壁に激突した衝撃が鎧を伝って体に響き、頭がフラフラして起き上がれなかった。
「うっ……いっ……た……」
壁を支えにどうにか立ち上がり、頭を振ってめまいを払う。
ギリギリの所で飛び退いて、足スレスレを黒龍の牙と腕が通過していった。
「アレック!!」
ルチナが走って来るのが横目でとらえられる。
「ばかっ、そこは……!」
その時、黒龍のとてつもなく長い尻尾が大きくしなってルチナを横からはね飛ばした。
「ああっ!!」
黒龍はそれを好機と見たのか、転がっているルチナの方に向き直り、火球を放つ。
「っあ……!!」
バゴォォォォォン!!
ルチナは持っていた黒い盾で防いだが、あまりにも小さすぎて衝撃をおさえきれなく、後方に押し飛ばされて壁にぶつかった。
「んあっ!!」
壁に激突した衝撃が鎧を伝って体に響き、頭がフラフラして起き上がれなかった。
「うっ……いっ……た……」
壁を支えにどうにか立ち上がり、頭を振ってめまいを払う。


