モンスターハンタールチフェル

「それなら私たちでいいわね」

「よし、必ず成功させよう!」

 全員頷く。

 それぞれの心はアツき友情で揺れ動き、目が輝いて見えた。



「オォォォォォン!!」

 老山龍が砦に向かって歩き始める。

「行こう、ルチナ。シックルがたどり着くまで時間を稼ぐぞ」

「うん」



「じゃあみんなよろしく頼むよ!」

「シックルさんも頑張って下さいね!」

 シックルは頷き、1人で砦の脇のハシゴへと走っていった。

「アシュリー、プリル。俺たちも行こう!」

「ええ♪」

「任せなさい!」



 ・ ・ ・



「ティナさ~ん! 待って下さ~い!」

「しょうがないわね。女たるもの、このくらいでひるんでちゃハンターは勤まらないわよ!」

(僕は男なんですが……)

 その頃、レインとティナはと言うと、2人して何やら黒く丸い物体を慎重に運んでいる所だった。