「グオォォォォォ!!!」
山が大きく振動する。
老山龍は空に向かって大口を開け、爆音のようなとてつもなく大音量で咆哮した。
これこそ大地の怒りと言うに相応しい。
このエリア全てが振動し、堅牢な砦すら恐怖に震えているようにも思えてしまう。
「うぅっ! 頭が痛いっ!」
レインとティナは思いっきり間近で喰らってしまったため、激しい耳鳴りと頭痛に見舞われていた。
追加効果として、頭を抱えた状態で体が麻痺したように硬直し、身動きもとれない。
「うぅぅぅ……」
叫び声が止んで耳鳴りも治まってようやく頭を上げると、
「え……?!」
なんと!
2人の前に老山龍の上半身が胸を張って直立しているではないか!
「うそ……」
ティナも恐る恐る上を向く。
頭上5メートル程の位置に2人を睨む鋭い目が2つ、紅色の龍頭から覗いている。
山が大きく振動する。
老山龍は空に向かって大口を開け、爆音のようなとてつもなく大音量で咆哮した。
これこそ大地の怒りと言うに相応しい。
このエリア全てが振動し、堅牢な砦すら恐怖に震えているようにも思えてしまう。
「うぅっ! 頭が痛いっ!」
レインとティナは思いっきり間近で喰らってしまったため、激しい耳鳴りと頭痛に見舞われていた。
追加効果として、頭を抱えた状態で体が麻痺したように硬直し、身動きもとれない。
「うぅぅぅ……」
叫び声が止んで耳鳴りも治まってようやく頭を上げると、
「え……?!」
なんと!
2人の前に老山龍の上半身が胸を張って直立しているではないか!
「うそ……」
ティナも恐る恐る上を向く。
頭上5メートル程の位置に2人を睨む鋭い目が2つ、紅色の龍頭から覗いている。


