「とにかく、いつも以上にヤバい奴だってのは分かった」

 けど、別にそいつを倒す訳でもないんだから、別に注意する必要性は無いということだ。



「いやいや、ちゃんと依頼もこなしてもらわないと依頼主に悪いでしょ?」

 となれば、3日以内にルチナを助け出して尚かつ、グラビモスを討伐して来ると……

「それってかなりハードじゃないのか?」

「しょうがないでしょ? それとも、ギルドナイトが到着するまで待つ?」

 いや、行きます。

「はい、それじゃサインお願いね♪」



 仕方なく、3人は用紙にサインをして、セレナに渡した。

「じゃあ、頑張って行ってらっしゃ~い♪」



 いつもながらの笑顔に見送られ、アレックたちは竜車乗り場へと向かい、アプトノスの引く竜車に乗り込んでいった。