「こんな凄いものどこで……?」

「それは、ヒ、ミ、ツ♪」

 アンは人差し指を口元に当てて、最後にウィンクをした。



 少しクラッときてしまった。

 なんせ、あのキリンシリーズの防具を着ていたからだ。

 2人とも本気モード全開である。

 ノアもレウスSシリーズに身を包み、同じリオ系シリーズでもアレックの防具より、遥かにワイルドさを表している。

 胴体にはリオレウスの大きな耳をそのまま取り付けていて、まるで翼を思い浮かばせる。

 腰は4つに分かれる細長い甲殻が4マタの尻尾に見えなくもない。



 アレックの騎士風の防具より、まんまリオレウスといったノアの防具の方が迫力があった。



「じゃあ早速依頼受託といきますか?」



『おう!!』



 アレックとアンは同時に叫んだ。