それから何分経ったのだろうか?
ついさっきまで飛竜の雄叫びや、火球が物に当たって爆発する音などが聞こえていたのだが、ある叫びを境目に、それ以来シーンと静まり返ったのだった。
「……俺、ちょっと見てくる」
「あたしも!」
「ダメだ、お前たちはここで待ってろ。 ……大丈夫だ、すぐ戻る」
カインはそれだけ言い残すと、1人でこの沼地を去っていってしまった。
「う、うぅ…… へ、平気だ、もん」
「ルチナちゃん、大丈夫だよ。カイン兄ちゃんは強いもん! すぐみんなを連れて帰ってくるよ」
「あ、アレック? う、うん、そうよね? きっと大丈夫よね?」
「うん! だから、頑張ろうルチナちゃん!」
「うん!!」
神のほこらの中で、飛竜の石像の前に2人は腰掛け、お互い寄り添って、みんなが迎えに来てくれるのをずっと待っていた。
ついさっきまで飛竜の雄叫びや、火球が物に当たって爆発する音などが聞こえていたのだが、ある叫びを境目に、それ以来シーンと静まり返ったのだった。
「……俺、ちょっと見てくる」
「あたしも!」
「ダメだ、お前たちはここで待ってろ。 ……大丈夫だ、すぐ戻る」
カインはそれだけ言い残すと、1人でこの沼地を去っていってしまった。
「う、うぅ…… へ、平気だ、もん」
「ルチナちゃん、大丈夫だよ。カイン兄ちゃんは強いもん! すぐみんなを連れて帰ってくるよ」
「あ、アレック? う、うん、そうよね? きっと大丈夫よね?」
「うん! だから、頑張ろうルチナちゃん!」
「うん!!」
神のほこらの中で、飛竜の石像の前に2人は腰掛け、お互い寄り添って、みんなが迎えに来てくれるのをずっと待っていた。


