モンスターハンタールチフェル

 カインは落ちていた木の棒を剣のように持って、モンスターを斬り倒す仕草をしてみせた。

「じゃあ、ルチフェル探検隊、しゅっぱ~つ!!」



 そういうことで、3人は公園を出ると坂を下りていき、林の中へと歩を進めた。



 天に向かって高く伸びている木々を縫うように進んで行き、とある開けた場所に出た。

 沼地。

 ここは夢にも出てきたあの沼地だった。

 中央には白い巨大な石造りのほこらがあって、それは今にも崩れそうな感じで危なかった。

 それでも、3人は5メートルはあろうほこらへと歩いて行った。

「あ、ボク知ってるよ。ここには神様が祀ってあるんだよ」

「そんなこと知ってるわよ。私たちの村を守ってくれる銀色の飛竜が住んでるのよ」