モンスターハンタールチフェル

「オハヨ~、みんな早いね」

 すると、小さいアレックが坂を上って現れた。



 そう、ここは町の少し離れた丘の上に設けられた小さな公園なのである。

「オハヨ~、じゃないわよ! 毎日毎日あんたが一番最後なのよ!? 少しは待つ方の身にもなってみなさいよ!」

 この頃からルチナの性格は相変わらずなのである。

「今日はほこらの方に行くか!」

「え?! でもあそこはモンスターが出るんじゃないの?」

 アレックはおろおろとカインとルチナを交互に見る。

「アレックったら、もう怖じ気づいたの?! まだまだ子どもね!」

「ルチナだって子どもじゃんかぁ!」

 ルチナは威張るように腰に手を当てていた。

「大丈夫だ、モンスターなんてこのカイン様がやっつけてやる!」