モンスターハンタールチフェル

「武器の状態は大丈夫?」

 そうだ、大事なものを忘れていた。

「オデッセイは、っと…… 大丈夫ね」

 ルチナは試しにそこら辺に生えている葉っぱを切ってみると、切ったという実感が無いくらい刃が通った。

 準備万端、モンスターなんていつでも来い!


 3人はティナを先頭に、キャンプ場を離れてアプトノスのいる、川のほとりへと向けて出発した。



「ん~、今日も良い天気だなぁ~♪」

 ティナは太陽に向かってのびをする。

「っあ~、美味しい空気に綺麗な川、そしてのんびり朝食をとるアプトノ……」

 そこで、一旦ティナの言葉が途切れた。

「……ス?!!」

 一同はその坂の下の光景に釘付けになった。

 何これ!?

「アプトノスが……」

 死んでいた。

 しかも、5頭とも腹部を刃物のような物で切り取られていたのだ。