モンスターハンタールチフェル

 確かに、今借りている部屋は、というか、あれを部屋と呼べるようなものではない。

 あれは部屋と言うよりもただの家畜小屋にすぎないだろうな。


(それにしても、あんなふうに泣いたの初めて……)

 とりあえず、朝ごはん食べに行くか。

 今うだうだしてても、何も始まらないわね。


 そしてルチナは立ち上がり、2人の元へと歩き出した。



「ルチナ、どぉ、少しは落ち着いた?」

「まぁね、昨日泣いたおかげでなんか気が楽になったわ」

 でも、

「こんな奴に慰められたとなると、なんか腹立つわね」

「そんなこと言うなよルチナン~♪」

 いや、だからそれがムカつくんだっての…

「まぁまぁ2人とも、この話はもうこれくらいにして、早く食べようよ」

 とりあえず、3人は勝負のことを思いだし、早々と朝食をたいらげた。