モンスターハンタールチフェル

「せ、セルシャス!!?」

 振り向くと、そこには粉々に砕け散った竜車が、見るも無惨な状態であった。

「う、ウソでしょ?! セルシャス!!」

 そんな、セルシャス、無事でいて!

 死んじゃ嫌よ?!

 ティナは瓦礫の山と化した竜車を、木材をかきわけながらセルシャスを探していた。

「セルシャス! 返事してセルシャス!!」

 嫌よ、死んじゃ嫌よ!!

 セルシャス!!

 ティナは涙目になりながら、必死で瓦礫の山をかきわけて進んでいく。

「セルシャス!! セル…!!!」

 見つかった。

 ティナはセルシャスにのし掛かっている木材を持ち上げて、救出できる状態を作った。

 …だが、それも無意味だと言うことが、分かってしまったのだ。